作業着というと、工事現場の人が着るもの、というイメージを持つ方は多いかもしれません。しかし、作業着というのは普段着ほどではありませんが、使う機会は意外と頻繁にあります。ここでは、作業着について、造園での必要性とその選び方、購入方法やお手入れまで、一通りご紹介します。

作業着の購入を検討されている方、造園でどんな服を着ればいいのか迷っている方は参考にしてみてください。

作業着とは

作業着とは文字通り作業をするために作られた服で、一言でまとめてもその形は様々です。同じような形でも違うメーカーから販売されているものでは、使われている材料や手触りなど、細かい部分で異なってきます。また、作業着と言うと、一般的には、工事現場や建設現場などの男性が着ている、というイメージを持っている方が多いと思います。

一種の仕事着と考えている方も多いでしょう。しかし、作業着というのはこのような現場で働く方たちのみが着るものではありません。普段着ほどではありませんが、意外と必要とされる場面は多い服です。例えば、外でゴミ拾いなどの作業をするときに作業着があると、普段着を汚さずに済みます。

また、作業着はズボンタイプが基本で動きやすい形に作られているので、作業効率のアップにも繋がります。外で仕事をする方だけでなく、家に一着あるだけで都合が良いのが作業着です。作業着の特徴として挙げられるのが衣服の分厚さです。

普段着と比べ、作業着は厚めに作られています。このため、多少の衝撃やガラスなど先が尖っている危険な物から、体を守ることができます。また、ボタンやファスナー、ポケットも多機能に作られています。作業着に付けられているボタンやファスナーは飾りではなく、作業着をスムーズに着用するツールに徹しています。

ポケットも普通の服より多く、物を収納しやすくなっています。さらに、全体的に動きやすい形に作られているので、普段着より使いやすく作業しやすいと感じるでしょう。

造園でも作業着は必要？

造園は庭の規模や、どの程度庭を造るかによって作業量が異なります。しかし、どのよう作業でも土汚れが起こる可能性は高いです。また、一見すると簡単そうに見える作業も、やってみると重労働になることもあります。さらに、造園で付き物なのが土汚れです。

土汚れは、場合によっては一度付着すると簡単な洗濯では落ちないこともあります。こんなときに作業着を着ていれば、汚れを気にせず作業ができます。普段着ですと余計な飾りが付いていて動きにくかったり、お気に入りの服が汚れてしまったりすることがあります。

また、木の枝が服に刺さってしまったり、転倒して怪我をしたりする可能性もあります。作業着はある程度強度と厚みがあり、普段着で作業するより安全です。このような理由から、造園でも作業着は必要と言えます。自宅に庭がある方、これから庭造りを考えている方などは、作業着の購入を検討してみてください。

作業着の選び方

作業着は機能性を重視しましょう。余計な飾りが付いていないか、ポケットの数や場所など、自分が着たときに不便ではないかをイメージしながら選びましょう。さらに、作業着の重さも重要です。機能性を重視しすぎてしまい着たときに重さを感じてしまうと、逆に作業を妨げてしまいます。

これを防ぐために、購入時には作業着の重さもしっかりチェックしましょう。近年では軽くて安全、機能性抜群の作業着も販売されているので、幅広くチェックしてみることをおすすめします。他にも、作業着はSサイズ、Mサイズ、Lサイズで区分されていることが多いですが、男女兼用の場合はサイズ選びに注意しましょう。

大きすぎたり小さすぎたりする作業着では、作業を妨げてしまいます。なお、どの作業着も同じに見えるという方は、口コミを参考にしてみるのもおすすめです。口コミは、実際にその作業着を購入して着用した方たちの体験談です。

表向きに公開されている情報からは見えない、実際の着心地などが分かります。口コミはインターネットで簡単に検索できるので、購入の前にチェックしてみると良いでしょう。また、大手業者が製作、販売している作業着であれば一定の信頼感があるので、迷っている方はブランドから選ぶのも一つの手段です。

作業着の購入方法

作業着の購入方法は、直接店舗に行くかインターネットの通販サイトで購入するか、いずれかの方法になります。例えば、どんな作業着がいいか迷っている方は店員に相談したり、実際に試着したりして着心地を確認しながら、より自分に合った作業着を選ぶことが可能なので店舗購入がおすすめです。

一方、近くに店舗がない場合はインターネット通販を使いましょう。大手通販サイト、あるいは業者の公式ホームページから購入が可能です。大手通販サイトは期間限定でセールを行っていることもあるので、より安く購入したい方はチェックしておきましょう。

作業着のお手入れ方法

作業着は汚れることを前提として使う物ですが、汚れが目立ってきたりニオイが気になってきたりしたら洗ってキレイにしましょう。ただし、土汚れは普段行っている洗濯では落としにくいもので、洗い方を工夫する必要があります。

まず、本格的な洗濯を行う前に、前処理をしておきましょう。土は水に溶けない性質を持っています。このため、水で洗うのではなく、まず汚れた部分に直接洗剤を塗りこみます。そして、汚れを内側から掻き出すようなイメージで揉み洗いをしましょう。

このときに水を使うと、繊維の奥まで土が入り込んでしまい、汚れがキレイに落ちません。汚れが全て表に出てくるまで水を使わないように気を付けましょう。また、作業着は強く手洗いすると生地が傷んでしまい、本来の防護機能が低下する恐れがあります。

土汚れはついゴシゴシ洗いをしてしまう方も多いので、洗いすぎないように気を付けましょう。全体的に汚れを落としたら、洗濯機にかけます。洗濯機は普段使っているものと同じ手順で大丈夫です。洗い上がったら陰干しをして、しっかり乾燥させましょう。

なお、作業着を洗った後の洗濯機は普段より汚れています。そのまま使うと他の服に汚れやニオイが付いてしまうので、作業着を洗った後は洗濯槽もしっかり洗っておきましょう。洗濯槽洗い専用の洗剤なども数多く販売されているので、自宅の洗濯機に合った商品を選んで使いましょう。