緑色の作業着について
様々な作業現場で作業する時、その作業にあった作業着を着用していますよね。例えば、衛生管理を重んじている食品工場では、白の白衣や白の作業服、夜間での作業や危険が伴う現場では、オレンジの目立つ作業着、また清掃やビルのメンテナンスなどの現場では青い作業着も見かけます。
では、緑色の作業着はどのような現場で着用されているのでしょうか。緑色のもつ効果、他に色々な作業着についても紹介していきます。
作業着の役割とは?
作業をするためには、一般的に作業着を着ます。その理由としては、まず、ホコリなどの汚れや様々な怪我から身を守るためです。例えば、建物を壊したり建設したりする現場などでは、土ぼこりによる汚れがついたり、解体作業で身体に破片が当たったりすることもあるでしょう。
作業着を身につけることによってその汚れや怪我から体を守ることができます。また、作業中は作業着を着ることによって汚れのことを気にせずに集中できます。作業着は、一般的にいろいろな職業別に作られているので、作業がはかどりやすくなっています。
消防隊員は、緊急の時にすぐに出動しやすいように通常は動きやすいつなぎで過ごし、出動時は熱にも強く燃えにくい素材で出来た防護服を着ます。さらに、これに長靴やヘルメット、空気呼吸器をつけます。救助をするレスキュー隊が着る作業服では、現場のどこにいてもすぐに分かるオレンジ色で、大変な作業にも耐えられるように膝や肘の部分に補強が施してあるのです。
加えて、作業着には、着ることで気持ちが切り替わり、作業に打ち込めるという役割もあります。制服を着るように、仕事の時には作業着を着用することで、仕事モードになる人もいるようです。他には、同じ作業をする者同士が同じ作業服を着ることによって、職場で一体感が生まれ、仕事が上手くいくということがあるようです。
緑色の意味や特徴
緑色といえば、どんな意味や特徴があるのでしょうか。緑色は、安定や安定感、調和を意味する色であり、木の葉や草など自然をイメージさせる色なので、心をリラックスさせる効果をもっています。青色と黄色を混ぜてつくられる緑色は、青色の自然の爽やかな空や水のイメージと、黄色の明るい光や太陽のイメージをあわせ持ったものでもあるでしょう。
他の色と比べても控えめなイメージを感じます。また、森や草木などの緑には、その香りによる癒し効果もあるようです。緑色のもつ心理的な効果は、まず体や心の疲れをほぐします。そして疲れ目も休ませます。さらに、緊張した心には緩和する作用があるので、リラックスした穏やかな気分になります。
そして、「緑色」の言葉のもつイメージと言えば、穏やか、爽やか、やすらぎ、エコロジー、安全などです。どれも健全なものばかりですね。他にも、安定や回復、健康、再生、新鮮といったポジティブなイメージも多くあるようです。
加えて、「緑色」から連想されるものでは、植物やアウトドア、公園、ゴルフ場、田園、竹、カエルなどとなっています。やはり自然物や木々がある場所などが緑色をイメージしやすいもののようですね。
緑色を取り入れた時の効果
緑色をファッションに取り入れる場合、どんな意味があるのでしょうか。緑色は、虹の7色の中でも真ん中の色でもあるように、中立の立場である色なのです。他とのバランスをとり調和を保っています。つまり、他の人と争いを避けることができる色なのです。
緑色のものが洋服にあると、調和がとれ仕事もスムーズに運ぶことでしょう。仕事以外の場面でも、家族や友人と過ごす時間には、この色を取り入れることによって自分の気持ちも穏やかになり、コミュニケーションも上手くいくようです。
また、洋服に緑色を使えない場合には、インテリアなどに緑色を用いることで、精神がリラックスします。カーペットや家具に緑を選択するのが難しいなら観葉植物を置いてみるのもいいですね。部屋に緑があると落ち着くのでおすすめです。
さらに、疲れている時やストレスを強く感じているなら木の多い公園や足をのばして山歩きをしてみるのはどうでしょう。自然の緑色の中で身を置くことでマイナスイオンを感じ、気持ちをリセットする効果も期待できます。
このように緑色を生活の中で利用するといいですよ。
緑色作業着はどんなものがあるの?
緑色には、安心や安全、それに穏やかなイメージがあり、青色とともに多くの人が好む色のようです。作業着にはどんなものがあるのでしょうか。まず、飲食店のユニフォームとして取り入れられているのは深い緑色の作業着です。
オリーブグリーンで形は作務衣型のものもあります。作務衣スタイルなので和食や和風料理の店、旅館に向いており、素材も綿とポリエステルを使っているので薄くて軽いです。そのため、動きやすく、配膳や片付けといった作業がしやすいようです。
また、建設や建築作業に使われている作業着は、緑色の中でもアースグリーンやモスグリーンと言われる薄いものが多いです。形はジャケットとズボンに分かれ、ジャケットには、携帯電話やペンなどの収納に役立つ大きなポケットが付いています。
生地には静電気による障害を防ぐ縫製が施してあったり、腕が動かしやすいようにストレッチが効いていて袖の突っ張り感が解消されていたりするものもあります。さらには、緑色でも蛍光色のブルゾンもあります。蛍光色なので目立ち、昼夜問わず作業者の位置が分かりやすいです。
男女兼用でとても薄く軽いので仕事の邪魔になることもないでしょう。
仕事だけでなく普段にも使える緑色の作業着
緑色の作業着には、作業だけでなく、普段使いができるものもあります。作業着を扱う「ワークマン」では、カーキ色のストレッチの効いたジャンパーや、カーゴパンツなどがあります。ジャンパーはライダースタイルで、ファスナー付きのポケットが付いていたり、肩にはアーマーパットが入っていたりして、なおかつオールシーズン使えます。
カーゴパンツもストレッチが効き、膝の曲げ伸ばしも楽にできるようになっています。どちらもおしゃれで値段も安く日常的に着られるのです。また、仕事でなくても、汚れやすい作業をする場合につなぎを着ることもあるでしょう。
つなぎにも様々なタイプがあり、デザインも凝ったものが沢山あります。例えば、「アマゾン」で購入できる深い緑色のオールインワンは、フラップポケットが多くあるので、道具などを入れやすいです。腰の部分は絞って着ることもでき、ズボン部分は垂れ下げて履きカーゴパンツとしても着用が可能です。
さらに、全体が迷彩柄になっているものや、背中や胸元にカッコいい刺繍が入っているものなどいろいろあります。